「キャンピングカー買ったけど、失敗したわ~」そんな声を耳にし、今回は私の個人的な興味から「キャンピングカーを購入した後に後悔している」という方の声をまとめてみました!
中古キャンピングカーに暮らしながら日本一周する、キャンピングカーライフ(#キャンライフ)を始めて、はや550日が経ちました。
そんな私はキャンピングカーを購入して後悔したことがないので、購入を後悔する声があることに興味を持ちました。
目次
理想と違った、キャンピングカー購入後の後悔
①駐車場問題に直面
- 車高が高いため、停められるコイン駐車場が限られる
- 車高が高いキャブコンは、スーパーでの買い物でも停められる駐車場が限られる
- キャブコンは基本的に、立体駐車場に入らない
- バンコンでもスーパーハイルーフだと立体駐車場に入れない箇所多数あり
- 平面駐車場必須の車体(車高が高い)だと、ちょっとした買い物や旅先で駐車場探しに苦労する
- ファストフードの高さ制限バーのあるドライブスルーに入れず、店舗を横目にスルーするしかない
- 入口に高さ制限バーがある駐車場には停められない
停められる駐車場探しってホント苦労します!
②運転しづらい
- キャブコンは強風時や橋の上で横風をモロに受けると運転しづらい
- 内装(車内の荷物)も考慮し基本的には一般車よりもゆっくり慎重に走らなければならないと意識する=運転しづらい
- バンコンの中でもホイールベースの長いハイエースは旋回能力が低く、運転しづらい
- バンコンでもスーパーロングは、幅は丁度良いが長さが長すぎて駐車場を選ぶ
- ライトキャブコンの運転席が意外と狭くて、ドアと肩が当たり、身体の大きい人には運転がつらい
- ライトキャブコンの運転席が狭く、ハンドルと膝がぶつかり、ストレスを感じる
- ライトキャブコンの天井が近くて圧迫感がある
- 普通車感覚の軽快な走りが出来ない
- キャブコンは走行安定性やブレーキ性能は普通車やバンコンに比べて劣る
- 山道や高速道路では走行車線(登坂車線)を走行することを余儀なくされるので、急いでいる時はストレスに感じる
③サイズの不一致
- 購入時は1人で使うから軽キャンで十分だと思ったが、何だかんだ荷物を積み込むと案外狭く使い勝手が悪い
- 憧れてバスコンにしたが、こんなに広大な広さは必要なかった。寂しい…
- とりあえずキャンピングカーが欲しくて憧れの軽キャンにしたが、夫婦2人で使うには狭すぎた
- 憧れのバンコンを購入したが、長期休暇に夫婦2人とペットで1週間旅行した際に実際に使ったら案外小さくて数ヶ月で手放した…
- バンコンの天井が低く常に腰を曲げた状態で車内にいるので、つらい
- 子供のことを考えてキャブコンにしたが、今は子供が一緒に出掛けなくなったので、夫婦2人には大きすぎる
サイズ感は部屋選びを参考にすると良いかもしれませんね。
④メンテナンス関係
- メンテナンスしなければならないことが多い
- キャブコンは普通車の4台分ある体感。だから洗車は、1日がかりになる
- (キャブコン・バンコン共に)リアラダーに登って屋根の上を洗車することの大変さ…
- 洗車出来る場所がそもそもない
- 普通車と異なり様々な設備が搭載されているので、都度メンテナンスが必要
- 車内装備のオフシーズンのメンテナンスが面倒くさい
- 中古車だとメンテナンス代もかさみ、バカにならない
- 新車なのに壊れやすいとか…高い車なのに…
しかし長く安全に使うには、メンテナンスは必須です
キャンピングカーを迎えたことによる弊害
⑤家を犠牲に…
- 家を建てるときに、後々キャンピングカー購入を想定していなかったので、車両購入が決まってから駐車場を広げるために、花壇を削るハメに…
- 庭にあった物置をどけて駐車場にしたが、物置置場がなくなった…
- 駐車場の屋根を撤去した
- 玄関の一部を削った
- キャンピングカーが汚れないように足元をレンガ敷きにしたため、想定外の出費になった
- 駐車スペースは確保出来たが、家に入るまでの通行路がかなり狭くなった
まさか家の一部を削るとは、思ってもいませんもんね…
⑥ご近所さんの目
- (キャブコン・軽キャン共に)「キャンピングカーが停まっている」と、近所から好奇の目で見られる
- 中古で購入したので、実質軽自動車を購入したのと同等の金額だが、キャンピングカーの見た目ゆえに「裕福な生活をしている」と嫉妬のまなざしで見られる
- キャンピングカー=金持ち=友人からたかられる様に…
- 普段の買い物にもキャンピングカーで行くが(足がこれしかない)、出庫するたびに「今度はどこに遊びに行くのか」と詮索されるウザさ…
⑦雪国ならではの弊害
- キャンピングカーが雪に埋もれたときの雪下ろしの大変さときたら…
- 駐車場内はキャンピングカーを停めるだけで敷地はいっぱいになるので、雪下ろしをした雪を別の場所にどける労力と手間が増えた
- 駐車場内のスペースが限られているので、完全手動での雪かきがつらい
⑧イメージと違った
- キャンピングカーは宿代が節約出来るから、旅費が浮くと思っていた。
でも実際は「せっかく買ったんだから使わないと勿体ない」と思ってしまい、休みのたびに出掛けてしまうから、結局年間出費が増えた。 - 今までは1泊だった旅が、宿代の心配がないがゆえに2泊、3泊と旅が伸び伸びとなり、結局旅費がかさんだ
- 宿代が浮くという認識から旅先の外食などに予算をあてすぎて、旅の仕方が贅沢になったがために、結果出費がかさんだ
- 旅の工程を「あと1日伸ばそうか」とか「今月あと1回行けるね」と次の予定が満載で、他にやらなきゃならないことがあっても、他の予定が疎かになりがち
ぜひこの調子でキャンピングカーを楽しんで欲しいと思います!(キャンピングカー仲間嬉しい)
キャンピングカーの特徴を知り、後悔しない購入のポイントとは
後悔をしないため・少なくするためには、やはりその車体の特徴を知ることです。
そこで、各キャンピングカーのサイズ感やポイントを紹介していきます。
ご自分にあった車体サイズはどれか、ぜひジックリ迷って下さい!
軽キャンパー(通称;軽キャン)
軽キャンは軽自動車をベースとした、キャンピングカーの中では最も手頃なサイズです。
1人~2人の少人数での使用に向いていますが、実際に荷物を積み込むとかなり手狭に感じている方が多いようです。
旅のたびに必要な荷物を入れ替え、オフシーズンの物はこま目に降ろすなどが必要なため、旅先で「あれを忘れた」ということもある、という声も多々ありました。
逆に釣りやアウトドア等、特定の趣味に合わせた内装の車体は荷物積み込みがメインで使い勝手が良いと好評の声が多いのも事実です。
車内空間を広げるために屋根部分が上に開いて就寝スペースを確保出来るポップアップルーフを搭載したモデルが多くありますが「いかにも寝ているのが分かってしまう」や「雨や夜露に濡れた後のメンテナンスが大変」などの声もありました。
バンコン
商用バンをベースに作られたバンコンは、軽キャンよりは大型で、2~3人の利用に向いているようです。
見た目が普通のバンとほとんど変わらないため、キャンピングカーだと周りに気づかれにくく、普段の買い物や通勤にも気兼ねなく使える点も特徴で人気があります。
ただし大人3人が1週間の旅をするとなると、車内はかなりワチャワチャするようです。
身長によっては天井に屋根に頭がついてしまうため、腰を屈めなければならないストレスを感じやすく、また疲れが溜まりやすい傾向にあるようです。
キャブコン
トラックをベースに作られたキャブコンの見た目は、いかにも“キャンピングカー”です。
常設ベッドが備えられ、車内で直立出来るのもポイント高く、車内での生活もストレスなく過ごせます。
展開せずに快適に眠れるベッドの他に、シンク(コンロや流し台などの部分は正式にギャレーと呼びます)、ダイネット(テーブルと椅子)、マルチルーム(シャワー・トイレ室)など、軽キャンやバンコンには難しい装備を多く備えることが可能です。
車というよりは走る家という感覚で、実際に決まった家を持たずにキャブコンで生活している人もいます。
ただし車体の大きさから、慣れないと運転がしづらかったり、停められる駐車場が限られたりというストレスを感じやすいのも事実です。
また、キャブコンは軽キャンやバンコンからのステップアップとして選択されることが多い傾向にあります。
バスコン
マイクロバス型キャンピングカーは、国産のキャンピングカーでは最も大きい車体と広い車内スペースを兼ね揃えています。
バスコンはその広い車内スペースを利用して贅沢な装備を架装出来るのが特徴ですが、それだけでなく、元々人を運ぶ車両がベースとなっているので、走りがとても滑らかです。
最大10名が乗車出来るバスコンは、見た目の大きさの割に普通免許で運転出来るのも利点とされています。
普段は他のキャンピングカーを所有している方が、親子孫三世代での旅行の際に家族みんなで移動して、楽しめるようにとレンタルされる方もいるようです。
また車長が長い割にはワンボックスカーとあまり変わらない取り回しが出来るのも魅力です。
トレーラー
キャンピングトレーラーの最大の特徴は、牽引する車両と牽引される箱の2部屋に分かれている点です。
この牽引される方の箱(居住区・荷室)をトレーラーと呼びます。
荷室に扉、窓、ベッド、テーブル、キッチン、トイレ、シャワー等の生活に必要な装備を一通り整えたスタイルをトレーラーと呼びます。
日本ではトラベルトレーラー (Travel trailer) 、欧州ではWohnwagenもしくはキャラバン (Caravan) と呼ばれ、この時に牽引する車両をトラクターと呼びます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
以上、切実な後悔・悩みからクスっと笑ってしまう後悔・悩みでした。
「後悔が少ないように、キャンピングカーの特徴を理解して購入する」これが購入後の後悔の声より分かることだと思います。
そしてこれは、絶対的に阻止出来る防衛策があります。
それが「キャンピングカーの特徴から、車体ごとのメリット・デメリットを知る」ことです。
1つの後悔もなく、完全に満足のいくキャンピングカーに出会うのは、もしかしたら難しいかもしれません。
しかしそれ以上に「このキャンピングカーを買って良かった」と思える1台に出会うのは十分可能です。
だって私がそうだから!
自分がいつ・どこで・どのように・誰と・どんな風に使うかのイメージを固めて、後悔の少ない素敵な1台と出会えますように。