編集:ガタガタ広報(ガタガタGOGO)|資料確認:2026年9月23日
アイキャッチ画像はAI生成の概念図です。実際の車内・製品・陸別試験の再現ではありません。
機材貸与について: 参考にしているガタガタGOGOのバッテリー検証は、オンリースタイルから機材貸与を受けて行ったものです。検証時の記録と、メーカーが公開する仕様を区別して紹介します。
冬になって、リチウムサブバッテリーが充電されない。故障でしょうか。
放電できる温度と充電できる温度は異なり、低温保護によって充電を止めている場合があります。 充電されないからといって、故障とは限りません。
外が氷点下でも充電できた例を見るときは、電池を温めていたか、どこの温度を測ったかまで確認してください。外気温だけでは、電池の状態は分からないのです。

「氷点下でも使える」と「充電できる」は別
メーカーの公開仕様を比べると、条件は製品ごとに違います。
| 確認した資料 | 充電の温度範囲 | 放電の温度範囲 |
|---|---|---|
| オンリースタイル400Ah製品ページの仕様表 | 0〜45℃ | −20〜55℃ |
| Victron Lithium Smartの取扱説明書 | +5〜50℃ | −20〜50℃ |
出典:オンリースタイル・400Ah仕様、Victron・Lithium Smart運転条件。2026年9月23日確認。前者は適用環境温度の表記、後者は電池の運転条件としての記載です。実際の制御で参照する温度・センサー位置は、搭載機器の説明書で確認します。
この表は製品による違いを示す一般例で、動画の搭載品と同じ型式であることを確認したものではありません。表のVictronは「電池」の資料であり、動画に登場するVictronの「走行充電器」とは別の製品です。
同じリチウム電池でも、条件は一つではありません。年式・型式・制御装置によっても変わり得ます。表を見るときも、自分の搭載品にそのまま当てはめないようにしてください。
陸別の実験では、バッテリーを加温していた
GOGOが陸別で行った試験では、オンリースタイルのバッテリーに、加温用の試作装置を使っていました。動画では、その試作品は手動でオン・オフする段階と説明されています。試験条件・11分39秒から
その後、走行充電が始まり、約49Aの表示を紹介しています(動画14分37秒付近)。ただし、周囲の温度と電池内部の温度をそろえて測定した比較試験としては説明されていません。この記事では「冷えた電池へ無条件に充電してよい」という根拠にはしません。
動画内では試験を仕事として行っている説明があります。ここで取り上げるのは試作段階の記録であり、市販品の性能保証や、現在購入できる装置の案内ではありません。
充電されないときに記録する4項目
「充電されないけれど、どこから確認しよう?」というときは、設定を変える前に次の4項目をメモしてみてください。
- バッテリー本体と充電器のメーカー・型式。
- 外気温、車内温度、機器が表示する温度。それぞれを混同しない。
- BMSや充電器に出ている停止理由・警告。
- 加温装置の有無と、メーカーが指定する起動条件。
BMSは電池を監視・保護する仕組みです。保護で停止している場合に、原因を確認せず制限を解除しても問題の解決にはなりません。充電器だけを見ず、電池側が充電を許可しているかも取付店へ確認します。
冬旅では「電池を使う予定」と「充電する予定」をセットに
夜に暖房などで電気を使えた。では、翌朝も充電できるでしょうか。
電気を使えても、翌朝の充電条件が整っているとは限りません。大容量を積むことと、低温でも計画どおりに回復できることは、別々に考えたい課題です。
外部電源のある停泊先、メーカーが認める加温方法、予定変更の余地を一緒に考えましょう。自作の保温・加温で電池を覆ったり、充電設定を変更したりする前に、搭載製品の指定を確認してください。
よくある疑問
車内が暖かければ、すぐ充電できますか?
車内と電池が同じ温度とは限りません。機器が測定する温度と充電許可の状態を確認します。
0℃を超えれば、どの製品も充電できますか?
できるとは限りません。上の公式資料でも下限は異なります。自分の電池と制御装置の条件を優先してください。
