- シャワーつきキャンピングカーにしようか迷われている方
- 実際にそんなにシャワーを使うのか不思議に思われる方
- そもそも、温泉に入れば良くない?
と思われている方に、シャワーつきキャンピングカーの魅力をお伝えする記事です。
目次
キャンピングカーにシャワールームは必要?不要?
「キャンピングカーにシャワーは必要か?旅先で温泉に入れば良くない?」こんな言葉をよく聞きます。
キャンピングカーにシャワーがあると、様々なストレスから開放されて、心強い設備の1つになっています。
特に2020年3月頃から日本全国に新型コロナウィルスが猛威を振るう中、ことごとく入浴施設は閉鎖されました。
そんな時も車内にシャワーがあれば入浴施設の有無に関わらず清潔を保てます。
有事の際にも同じことが言えるのではないでしょうか。
かと言って、キャンピングカーの使用頻度は人それぞれなので、滅多に使わないのに設備を整えても使わないと勿体なく思いますよね。
ゆえに「シャワーの有無は、各オーナーさんに左右される」ということです。
しかしそれを踏まえた上で私がキャンピングカーにシャワー設備搭載を勧める理由を以下にまとめました。
キャンピングカーのシャワーの全貌
シャワーを使える部屋=マルチルーム
シャワールームやトイレのある部屋を総評してマルチルームと呼びます。
マルチルームの空間は縦79cm×横67cm×高さ195cmあります。
マルチルームは防水仕様の壁と防水パン、そして排水溝が完備されているので、居住空間に水が流れ込む心配がありません。
車体によっては、マルチルーム内にヒーターの温かい風を送ることが出来、室内乾燥部屋にもなります。
マルチルームには他に、トイレもあります。
シャワー、トイレを使っていないオーナーさんは物置にされている部屋です。
マルチルームで出来ること
防水仕様にされているマルチルームは水に濡れても大丈夫だし、外遊びして濡れたままの道具の収納も出来ます。
そして生活の一貫としてマルチルームを使うなら、バスなしユニットバスというイメージで活用出来ます。
こんなマルチルームで出来ることは5つあります。
- シャワーを浴びられる
- 温水と清水両方同時に出せる
- MAX50℃のお湯を沸かせる
- トイレを出来る
- 排水が出来る
シャワーを使ってみよう
シャワーを使う前にやること
ただしユニットバスと同様、トイレットペーパーを設置したままシャワーを使うとペーパーがしんなりします。
そこでシャワー前にはちょっとした3つの準備が必要になります。
- スノコ出す
- トイレットペーパー出す
- 扉の下にタオルを敷く
車体の傾き加減で扉の隙間から水がつたって漏れないように、扉の下にはタオルを敷きます。(足拭きマットを用意しておくと良いですよ!)
シャワーを使った後にやること
次にマルチルームを使う時に快適に過ごせるように、シャワーを使った後にやっておくといいことがあります。
ちょっと手間に感じるアウターケアは5つあります。
- 床の水を除去
- カビ防止に水滴の拭き上げ
- ベンチレーターを回して換気する
- スノコをセッティング
- トイレットペーパーをセッティング
実際にキャンピングカーで旅をしてシャワーを使うタイミング
マルチルーム内でシャワーが使えるのは分かったよ、じゃあ使う頻度は?いつ使うの?という声も多く聞きます。
自宅(キャンピングカー)でシャワーを浴びられることの何がメリットかと言うと、一番は時間を問わず好きな場所で使える点です。
キャンピングカーのシャワーが活躍してくれる大まかな場面を5つ挙げます。
- 毎晩のお風呂に
- 旅先から汗をかいて車へ戻って来た時。
夏場に観光先から戻った時は、汗を流してサッパリします。
また身体を冷やすことで熱中症対策も出来る。 - 生理中でも、温泉じゃなくて自分チだから入れる(←とても重要)
- レジャー後に外で砂を流す
- ペットの足を洗い流せる
必要なメンテナンス
手間に感じるかもしれない、使った後の水はどこに行っちゃうの?という質問もよくされます。
他に必要なメンテナンスはないの?と、どうしてもマルチルームの存在自体が敷居高く感じられる方も多くいらっしゃると思います。
アウターメンテナンス、定期メンテナンスをしてこそ、長くキャンピングカーを使える近道だと思います。
でもこれは、家でも車でも、趣味の釣り道具でもアウトドアグッズでも裁縫道具でも、同じことが言えるのではないでしょうか。
そして本題のキャンピングカーのマルチルームで行う2つのメンテナンスの紹介になります。
- ベンチレーターの掃除
- 給水と排水は基本GSで給油の時に許可を貰えれば、GSで行う
さて、給水・排水スポットについて気になる方も多いと思います。
なぜなら、RVパークで排水設備が整っている施設の数の少ないこと…!
そんな気になる水のお話しは、長くなるので別の記事でご紹介させて頂きます。
バンライフとシャワーの関係
そんなキャンピングカーのシャワーですが、バンライフには持ってこいです。
長期バンライフ、週末バンライフ、今や様々なジャンル分けされているバンライフですが、キャンピングカーのシャワーはどのタイミングでも正義です。
そんなバンライフと相性が良い理由をまとめました。
- 旅先で時間にとらわれず自分達のタイミングでシャワー出来る
- 入浴施設の営業時間を気にしなくて良いから、自分達の行動を制限されずストレス軽減につながる
- 車内全面を覆うカーテンがあるので、シャワー後に裸のままマルチルームから出て着替えられる
- 濡れずに(居住空間で)着替えられる
- 温泉代が掛からない
- 生理中でも入れる(←とても重要)
- 入浴グッズを常備しておけば、あとは特別な準備は要らない
もし車内シャワーでなく温泉に入ったら、いくらかかる?
ではもしバンライフを楽しむ中、毎回入浴施設に頼った生活をするとしましょう。
いったい入浴料はいくら掛かるのでしょうか。
全国の銭湯入浴料の平均を算出すると、銭湯の入浴料は430円でした。
毎日銭湯に入ったことを想定すると、年間156,950円/人必要です。
入浴を2日に1回で我慢したら183日で78,690円/人必要です。
単純にこの出費は単純に、車内シャワーがあれば抑えられる出費です。
参考までに、バンライファーさんの月間入浴料を調べてみました。
仲良しクリエーターとおるん&よしみん=2,770/人(5,540円÷2)
えりたく夫婦さん…10,000円/人(約20,000円÷2)
ミチトライフさん…12,500円/人(約25,000円÷2)
W夫婦さん=7,500円/人(15,000円÷2人)
RとらべらーずH&Mさん=3,500円/人(7000円÷2)
旅するDーRさん=1,435/人(2870円÷2)
M・Kさん=8,322/人
気ままなFさん=約10,630/人
平均…7,082円/月
※取材協力ありがとうございました。
どのくらいのスパンでバンライフをするか、バンライフの頻度によって、シャワーの有無を判断するのも良いかもしれませんね。
選ぶのはシャワー付き車両か、シャワーなし車両か…
ではキャンピングカーを想定して考えてみましょう。
バンライフを始めるにあたり、シャワー設備搭載のキャンピングカーと、シャワー設備がないキャンピングカーで旅をする時の比較をします。
(※車両はバンコンを想定した時の金額をビルダーさんに教えて頂きました)
バンコンにマルチルーム+シャワーを設置する場合、およそ50万円必要になります。
つまり車体購入費が50万円高いと仮定すると、入浴料だけで見ると約3年でトントンになります。
仮に2日に1回の入浴を想定した場合は、約6年でトントンになりますね。
これを踏まえて、シャワーつきの車両を選ぶか、そうじゃない車体を選ぶか。
やはりオーナーさんによって「必要?不要?」の答えは変わると思うのです。
温泉はこの雑誌でお得に入るのが、吉!
温泉博士
「温泉博士」とは?
「温泉博士」は、全国の温泉情報を中心にした、温泉専門の月刊誌です。
宿泊情報、立ち寄りポイントや、温泉の知識まで、かなり盛りだくさんな情報が載っています。
特に読者からの情報や投稿が豊富なのが特徴です。
「温泉手形」とは?
「温泉博士」の大人気コーナーで、その月に掲載されている約130前後の温浴施設が無料で入浴できます。
掲載店舗は毎月変更されます。
※現在、新型コロナウィルスの影響で雑誌の刊行状況がストップされているようです。
通常は毎月ごとに発行されています。
キャンピングカーのシャワーの全貌
キャンピングカーにシャワーは必要なのか、不要か。
使う前の手間や使い終わった後の手間はどうなのか。
先行してYouTube動画にてキャンピングカーのシャワーの全てをご覧頂けます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
マルチルーム、あなたは本当にいらないですか?
必要か、不要か。本当に欲しい設備か、なくても困らない設備か。更には、日本のどこでもいつでも起こってもおかしくない有事を想定するか。
私は個人的に、キャンピングカーのシャワーはアリだと思います。
少しでもシャワーつきキャンピングカーを購入するか迷われている方の参考になれば幸いです。