バンライフの知恵

車中泊グッズを買い揃えるより前に、バンライフを始めるまでに準備すべきこと8選

車中泊グッズを買い揃えるより前に、バンライフを始めるまでに準備した方がいいこと8選

むっちゃん
むっちゃん

長期バンライフだけでなく今やバンライフの主流になりつつある週末バンライフ。そして大型連休に車中泊旅を考えられているかたは、実際に開始する前に今から準備をしておくべきことをご紹介します。

コロナ禍とバンライフ

ここ近年“働き方改革”という単語を耳にしてきましたが、もはや長引くwithコロナ禍の昨今はリモートワークが推奨されています。
各人、満員電車での通勤をしないで在宅で仕事するスタイルの“働き方改革”に良い拍車がかかり、長引くコロナ禍で出勤時間がいらなくなった分、今まで以上に時間に余裕ができたのではないでしょうか?
そして時間の使い方が上手くなったのが現在なのではないかな、と感じています。

そんな中、SNSでは早々に時間を有効に使いつつ、リモートワークをしていても楽しい空間を作ろうと「#キャンピングカーでワーケーション」「#海辺でワーケーション」といった、ネーミングセンスからしてお洒落なハッシュタグと共に、映えた写真を目にすることが増えました。
さらに今まで通りの生活がままならない鬱憤を晴らすかのように、休日の時間を満喫するバンライフスタイル「週末バンライフ」という言葉がすでに浸透しており、コロナ禍でもいかに密を避けて遊ぶか、という点が注目されています。

そして私も、様々なバンライフのスタイルがある中でも、本格的にバンライフを始めたいと思われているかたをお見掛けする機会が増えてきました。
そこで今回は本格バンライフを始めるまでに私たちがしてきたことをご紹介します。

バンライフを始める前に準備すべきこと

①イメージではなく、車中泊の実情を知る

バンライフはつまり、車での生活です。
まずは車内にいることに慣れましょう。

私たちのバンライフスタイルを例にあげると、1日の流れは車内で起床し顔を洗い歯を磨きトイレをし、朝ご飯を食べ、リモートワークをしたり、日中は旅先での観光を楽しみ、そして車へ戻ったらシャワーをしてお夕飯を摂りり、就寝して翌朝を迎える…というルーティーンで、買い物と旅以外は全て車内でまかなっています。

旅や買出し以外は車内にいることになるので、車内にいることに慣れておく必要があり、特に車内での就寝(車中泊)に慣れておくのが特に重要になります。

そこで、まずは家の駐車場の車内で車中泊して、車内で寝起きすることに慣れておくことをおすすめします。

この時の車中泊」とは、ただ車内で寝るだけでなく、車内で実際のベッド展開(寝る準備)から起きるまでの一連の流れを指します。

 

実際にあった話ですが、特に連休になると、明らかに車中泊に慣れないかたが頑張ってベッド展開をしている車両をよく見かけます。
この時のテンパりながらイライラしている旦那さんと、イライラキリキリしている奥さん、そして板挟みになって眠さも手伝い泣き出すお子さんの姿は、まさに地獄絵図でした…。

バンライフをすると荷物もそれなりに増えるので、荷物がある状態でベッド展開に慣れておくべきです。

 

そして駐車場での車中泊に慣れたら、次は少し遠出して車中泊に慣れることです。
何かあればすぐ家に戻れる距離がベターでしょう。
突然車中泊をするよりも、オールシーズンの車中泊を経験しておくことが望ましいです。
特に夏の暑さと冬の寒さは、屋内(家)と車内(車)では感じ方が異なります。
季節ごとの車中泊のイメージではなく、車中泊の実情を知るために、季節ごとの車中泊を経験しておいた方が良いでしょう。

そして次の段階として、季節ごとに車内で必要なアイテムが異なるということも知っておきましょう。
これから長期バンライフをする予定のかたは、車載積載重量の観点からも、旅先で必要なアイテムを買い足すよりも、事前に車内に搭載できる荷物容量を知っておいた方がいいでしょう。
そうしないと、旅先で買い物するごとに荷物が増えていき、車内に荷物が溢れて快適なバンライフが過ごせなくなります。

車中泊初心者が陥りがちな失敗を防ぐ-お金をかけて失敗する前に読もう!

②車中泊に必要な荷物を知る

次に、あなたの車中泊スタイルにあった、季節ごとに車内に必要なものを知りましょう。
季節を乗り切るアイテムはもちろん、人それぞれの生活に必要なものは異なります。

どういうことかというと、ひとり旅スタイルの場合は自分が必要な荷物だけを積み込んで、完全自分だけの空間になります。
しかしふたり旅スタイルになると、自分は積載したくない物を積み込む必要もでてきます。
私の友人のパターンでご紹介します。

①釣りをしたい旦那さんと、したくないお嫁さん
→釣り道具が限られた車内空間をひっ迫して、お嫁さん大激怒

②オシャレ好きなお嫁さんに、旦那さんトホホ
→ポータブル電源より大きなサイズのメイクボックスが車内空間をひっ迫し、旦那さんうなだれる

③ファッションショーが始まる量の服の量
→1泊2日の旅なのに、何着持って行くの?で大喧嘩勃発

④不安で何でもかんでもとりあえず載せておこうとする
→観光メインの旅なのに「良いキャンプ場があったらキャンプ場で泊まるかもしれないから」「登山したくなるかもしれないから」「釣りができる場所があるかもしれないから」……旅のメインを決めないで、荷物だらけの車内に。結局荷物だらけで車内で落ち着けなかった

自分のテンションが上がるアイテムは、車内で多少かさばろうと邪魔になろうと、搭載した方がいいと思います。
それでいて本当に必要なものを知ることで、車内空間を快適にできます。

車内空間は限られています。
楽しい旅の出発前にケンカなどして、せっかくの旅が台無しに…なんてことがないように、旅のコンセプトを決めて荷造りするのがベストです。

③バンライフする人数分の食事に慣れておく

車旅、バンライフ中のお食事も、重要です。
朝から夜まですべての食事を外食する場合をのぞき、旅行中の出費を抑えるために自炊するのであれば、慣れておくべきことがあります。
それが、車内で食事する人数分ピッタリの食事を作るということ。

車内は、移動すれば揺れます。
だから家のように作り置きしておいて冷蔵庫に…というのがなかなか難しいです。
特に汁物。味噌汁や鍋類の汁は、残しておかないで一度で食べきれる分だけ作るようにしましょう。

それでも一食で食べきれない、季節的にやりたくなる代表の鍋の場合。
夜に鍋を楽しんだら翌朝鍋の残りとおじやを楽しむ…等、汁ゴミを出さずに、リメイクして食事できるようなアウトドア的な能力も必要になってきます。

しかしここは手っ取り早く、その日その時食べきれる分の食事を用意するスキルは、バンライフを始める前に習得しておくのがおすすめです。
車載用冷凍冷蔵庫を完備していたり冬の寒い季節の車中泊ならまだしも、食材が痛む原因になるので、一食一食作っては片付け…をおすすめします。

特に車内での調理は家での調理とは異なり、狭い空間で限られた道具で行なわなければなりません。
いかに慣れておいてストレスを感じないか、が重要になります。

ストレス軽減につながるアイテムは、長期バンライフをする上で重要になります。
そしてこれは、アイテムを減らすことで簡単に実現できる、近道となります。

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バンライフを始めたらするべきこと

実際にバンライフを始めたら、情報を駆使して自分が生きていける術を身につけなければなりません。
そのために毎日のよう確認をするべきことがいくつかあるので、ご紹介します。

①車中泊スポットを確認してから移動する

旅の道中、思い付きで車中泊スポットを探すのは危険度が高いです。
実際に「今夜はここで車中泊するぞ!」と決めて移動したら、既に閉鎖された施設だったとか、定休日で入れない、もしくは「車中泊禁止」の看板がある駐車場の可能性もあります。

そこで常に、第一候補地で車中泊できなかった場合を想定して、車中泊スポット候補は2~3箇所目星をつけておきましょう。
そして旅先に車中泊スポットがあるかどうか、事前に確認をしておくことをおすすめします。
毎日車中泊しながら日本一周している私も、実際に第2、第3候補の車中泊スポットへ移動することがあります。

実際に日本一周している私の見解では、キャンプ場やホテルなど有料施設と人気観光地周辺の駐車場は「車中泊禁止」を謳うことが多い傾向にあるように感じます。

安心して車中泊するためには、事前の下調べが需要です。
余裕があるなら、日中の明るい時間帯に、車中泊予定地の下見に行くのがいいでしょう。
例えGoogleマップで情報を見られても、実際に行ってみたら傾斜がきつくて寝られなかった、野生動物が出没してトイレに行けなくて夜中に急遽移動した、というリアルな情報はなかなかマップ上では得られません。

【道の駅は車中泊禁止?】キャンピングカーでも安心の、全国車中泊スポットの探し方 600日毎日キャンピングカーで寝泊まり、どこでしてるの? 家を断捨離してキャンピングカーで日本一周している、ガタガタGOG...

▶私が実際に車中泊した、独自の車中泊スポットをGoogleマップで確認する(クリックするとGoogleマップが開きます)

②補水スポットを確認しながら移動する

バンライフの資源は有限で、その中で最も重要な「水」。
水の確保がバンライフを制するといっても過言ではありません。
しかしバンライフ中に水を確保するにのは、慣れないと大変です。

思い浮かべてください。あなたは1日、どれだけ水を使いますか?
朝起きて歯を磨き顔を洗い、コップ一杯の珈琲を飲みます。
朝ご飯のスープ、お昼ご飯のお茶、夕飯の味噌汁、そして夜はシャワー、歯磨き…
人は飲み水だけで、1日2Lの摂取が良いとされています。
これだけの量の水を確保しようと思うと、毎回ペットボトルの飲み水を買うのは、金銭的にも大変ですよね。

そこで、バンライフ中は湧き水や無料補水スポットを把握しておく必要があります。

▶日本一周中に見つけた給水スポットをGoogleマップで確認する

③天気予報を確認して、天気にあわせた旅をする

天気を制する者は旅を制し、そしてバンライフをも制します。
私たちの場合、天気予報を毎日2~3回確認しています。
確認するタイミングは朝起床時、お昼頃、夜就寝前が多いです。

例えば台風が発生した時。
台風上陸の進路が絞られた段階で、必要に応じて移動します。
風台風の場合、車外の荷物や車両自体への影響を和らげるために、風雨をしのげる場所へ移動することもあります。
私たちは雨よりも風で色々なものが飛んできて車両に及ぼす影響が恐いです。
そんな時はたいてい高架下のコインパーキングや、防風林のように植樹されている公園などの駐車場に移動します。

また普段の天気がすぐれない日は、停泊して車内を整えます。
無理に旅をせずに、雨の日だからこそできることをします。
車内の掃除やたまった洗濯物をまとめてコインランドリーで洗ったり、買出したり。
そして車内でリモートワークや動画や映画などを観て、休息日にします。

④買出しは計画的に

冷蔵庫があれば、ある程度のまとめ買いが可能かもしれません。
しかし思いの外ポータブル電源の残量が減ってしまって、さらに雨続きでソーラーパネルでの充電も望めないこともあります。
そこで電力の能力を逆算して、万が一に備えて、旅する人数に合った買出し量を知ることが大切です。

特にバンライフ中の味方でもある、道の駅。
道の駅では地元で収穫された野菜などが、驚くほど新鮮な状態で安く売られています。
しかしいくら安くても、保存・保管容量を分かっていないと、腐らせてしまう原因に。
なので家族の食事量を把握しておくのがいい訳です。

⑤移動先(途中)の給油場所を確認する

主に北海道での経験ですが、一定区間ガソリンスタンドに恵まれないエリアがありました!
さらには店舗自体はあっても、休日にあわせて店じまいや、グーグルマップの情報よりも早い時間に営業終了している店舗も…。
北海道に限らず、地方では早い時間に営業を終えるガソリンスタンドや休日はお休みの店舗もあります。
そもそも燃料は余裕を持って給油しましょう。
そしてガソリンスタンドをみつけたら、早めに給油しておきましょう。

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バンライフの心得

 

バンライフの心得は「家の外は、例え車内であってもほぼ屋外」ということを意識することです。
そして資源は有限で、また頼れるものは自分と車、そして一緒にバンライフする人がいる場合はその人です。

特に日中は感じない不安を夜間は感じることもあります。
人気がない不安と、また人気がある不安…

実際に車中泊の練習をしてみてください。そしてぜひバンライフを楽しまれてください。

ABOUT ME
gatagatagogo
約600日連続でキャンピングカーを拠点に活動している、 キャンライフ夫婦の、がっちゃん&むっちゃんです。 リモートワークをしながらYouTubeで旅先の様子を発信し、キャンピングカーの楽しさを広めたい思いを胸に、 “キャンピングカー×生活×夫婦=キャンライフ夫婦”の様子をお届します。 【実績:DRIMO、VANLIFE JAPAN、tavi-que、キャンプカーマガジン】